Posted on 2023-08-28 in 信頼関係 聞き上手
介護の現場において、利用者と介護士との間に信頼関係を築くことは、とても重要です。何故なら、話すことが難しかったり意思疎通が難しいなど、さまざまな症状の利用者がいるため、信頼関係がうまく築けずコミュニケーションを取れないでいると、トラブルの原因になりかねないためです。それでは、信頼関係を築くためにはどのように接すれば良いのかというと、4つのコツがあります。
まず、「利用者を敬う」ということです。介護士としてさまざまな介助をしていても、利用者は人生の先輩であることを忘れてはいけません。話をする時も話を聞く時も、尊敬の念を持って接することが必要です。そのため、立ったままで話しかけたりはせず、目線を合わせるか少し下からということを心掛けましょう。
次に、「利用者をよく観察する」ということです。利用者は自発的に話すのが苦手だったり、症状によってうまく話せない人もいるため、聞き上手になってじっくりと話を聞きながら、表情や仕草などをよく観察して気持ちを見極めることが必要です。嬉しそうな時は一緒に喜び、悲しんでいる時には静かに寄り添うなど、気持ちを尊重しましょう。
また、「利用者との共通点を探す」こともコツの1つです。人間は、共通点の多い人には親しみを抱きやすくなるため、信頼関係を築くために有効な方法です。好きな食べ物や出身地など、話の中で共通点をさりげなく見つけて、話題に出してみましょう。
最後に、「利用者の名前を意識して呼ぶ」ことも大切です。声をかける時には、「○○さん、おはようございます」などすることで、気にかけていることが伝わり、人見知りな利用者であっても打ち解けてくれやすくなります。